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この地球に山や森は存在しない・太古の超巨大植物・7章

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『以下を作業仮説(とりあえずの仮説)として仮採用する。あとで捨てるかもしれないが』
『土星神話仮説。異端の仮説の中でも最右翼』

 

(1)
 さて、いよいよ、この新統合仮説の最終段階に来た。
 あと不足しているのは「地球に重力変動が起きた原因・仮説」だ。これが大きなレベルでの最後の仮説となるだろう。新統合仮説の完成は近いだろう。
 しかし、これは難問である。

 

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↑「アイザック・ニュートン」

 

 まず重力定数というものがある。アイザック・ニュートンの万有引力の法則において導入された。記号は一般にGで表される。
 これは不変とされている。だから、重力定数そのものが変化した可能性は限りなく小さい。さすがに、これは、どうすることもできないだろう。はい、次。

 

(2)

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 次に考えられる可能性は地球の自転によって生じる遠心力だ。

 

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https://www.youtube.com/watch?time_continue=1528&v=-PzmUusn__Y
日本のドキュメンタリー 特命リサーチ 200X 巨大恐竜に隠された謎を突き止めろ!

 日本のテレビ番組では唯一、↑上記だけが、この案件を取り上げたようだ。

 

 この番組では阿部正直氏が疑問に答えている。JAXA、固体惑星科学研究系、宇宙科学研究本部の所属だ。

阿部「地球が誕生して間もない頃は、地球の自転速度は現在よりも5倍ほど速かった、と考えられています。だから、遠心力により重力が小さくなるはずです」
阿部「しかし、恐竜が生きていた1億年ほど前は、地球の自転速度は現在と、ほとんど変わらなかった。だから、当時、地球の重力が小さかったことは考えられない」

 つまり、遠心力による影響で、地球の重力が弱まることはありうる。だが、恐竜の時代ではない、というわけだ。惜しい。はい、次。

(注釈。ただし、上記は「現代科学」が主張する「進化論・斉一論(せいいつろん)」を信じるならば、という前提だ。現代科学では「地球の年齢は45憶年」だ。だが、この数値は大間違いだ、という異端の仮説もある。実際は、もっと少なく「地球の年齢は10万年以下だ」というものだ。それだと「恐竜の時代も数万年前から数千年前」という最近の時代になる。しかし、この記事では、地球の年齢については脇に置いておき、詳細には踏み込まない)

 

(3)
 というわけで、お待ちかねの異端の仮説を検討しよう。
 ここから先は作業仮説(とりあえずの仮説)だ。言うならば思考実験だ。あえて非常識な方向で考える、という試みだ。
 だが、無意味な思考実験ではない。そもそも科学の歴史でも正統派と異端派は絶えず、その地位を入れ替えてきたのだ。それを考えたら、異端の仮説にも常に意味はある。

 

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↑「地球膨張説」

 

 一番手は「地球膨張説(ちきゅうぼうちょうせつ、Expanding Earth)」。地球が膨張することによって地殻が拡張し、大陸が分裂し移動したとする仮説だ。19世紀末に提唱され、1960年代に海洋底の拡大を説明する説として注目された。だが、プレートテクトニクス説の台頭とともに影響力を失った、という。
 これは一時期「現代科学のアカデミズム守旧派」でも主流になりかけたらしい。その意味では「惜しい異端派」だ。
 もし「地球膨張説」が正しいなら、「太古の地球に比べて、現在の地球は質量も増大して、重力も増大した」という仮説もありうる。しかし、今は、この方向で論じられるかどうかは分からない。判断保留とする。はい、次。

 

(4)

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 では、テッド・ホールデン氏(TED HOLDEN、Theodore A Holden)に再登場してもらおう。
 二番手の「土星神話仮説」、「Saturn mythology hypothesis」を、彼に説明してもらおう。
 詳細が知りたい人は「Saturn mythology hypothesis」でネット検索するといい。英語のサイトを画面に表示して、翻訳サービスで日本語にする方法がある。

 

(5)
 以下、「謎の科学30理論」(ユニバース出版社)から、この本の記事「恐竜の体重と地球重力理論」のコラム「地球重力を変える方法について」を引用する。

 

 (以下、引用)
>この記事は「恐竜時代には地球の重力が いまより小さかった」という仮説を提出している。(中略)
>…このような問題を検討している人々はいる。それは、あの歴史的な奇書「衝突する宇宙」の著者イマニュエル・ヴェリコフスキーの研究をいまに引き継ぐ人々だ。

 

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↑「イマニュエル・ヴェリコフスキー」

 

>地球重力の変化について彼らが提唱する理論、それは「土星神話仮説」である。この仮説は、地球の重力が いまより小さかった場合を次のように想定する。
>かつて地球は、太陽よりも ずっと小さい、したがって温度の低い星または連星のごく近くを公転していた。この場合、地球の一方の極は、つねに小さな星または連星の方向を向く。このような配置では、地球は星の重力によって卵型に引き伸ばされ、重心が星の方にずれる。その結果、地球は、ちょうど月が同じ側を地球に向けているように、一方の極をつねに星の側に向ける。
>さて、このような地球に対しては、星の重力の影響は たいへん大きなものになる。結論から言えば、極側では重力が小さくなるため、カミナリ竜(アパトサウルス)のような巨大恐竜が生存できるようになる。

 

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>また地球の全大陸を一か所に集めた超大陸パンゲアが誕生する。現在の地球科学では、もともと一つだった超大陸が分裂して大陸移動を起こし、いまの大陸分布を生み出した としている。しかし、そこでは、なぜ はじめに大陸は ただ一つだったのかが説明されない。土星神話仮説では、この問題に答えられる。

>しかし、この仮説の通りだとすると、地球上には季節変化が生じないことになる。ところが これは数千万年前まで地球上には季節変化が存在しなかった という最近の考古学的な研究結果と一致するのである。(見事な整合性?)

>そして、このような配置をもった太古の惑星系は、その後はるかに巨大な質量をもつ星(いまの太陽)と遭遇して重力的にとらえられ、現在の太陽系となった。しかし、古い惑星系の痕跡は いまも存在する。小さな星または連星とは いまの木星と土星である…。

 

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>これは地球重力の変化を可能にするために考えられた少々無理のある推論であり、問題点をいくつも指摘できるだけでなく、これによってカミナリ竜や翼竜が無事に生きられるようになる とも言い切れない。とはいえ ここに興味深い部分が含まれていることも事実である。いずれにせよ、現在のまともな研究者による恐竜や太陽系生成についての理論も、遠い過去についての人間の不完全な推論に過ぎず、真実かどうかはわからないという点では、土星神話仮説と決定的に違うわけではない。

 (引用、終わり)
 

(6)
「土星神話仮説」をまとめてみよう。
・原始の太陽系の時代。原始土星と原始木星は連星で、小さな二重太陽(恒星)だった。
・原始地球は、原始土星と原始木星の周りを公転する惑星だった。
・その後、新しい太陽が出現して、原始の太陽系を乗っ取り、現在の太陽系が成立した。
・原始地球は、原始土星の周りから引き離されて、「現在の太陽」の周りを公転する「現在の地球軌道」へと移行した。

 はたして、こんなことがありうるのか? そう思う人も多いだろう。特に「現代科学のアカデミズム守旧派」は「ありえない」と否定するだろう。
 しかし、この記事で検証してきたように「太古の超巨大植物実在・仮説」、「超大型恐竜の謎」&「地球重力変動・仮説」は確実性が高い。「太古の地球は低重力だった。大気は高濃度の酸素だった」という解釈は確実性が高い。
 そして周知のとおり現在の地球は「高重力&大気は低濃度の酸素」だ。

 

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「太古の地球」と「現在の地球」を比較すると、植物も動物もサイズの差が大きすぎる。《まるで別々の惑星のように思える》ほどだ。
 ここに大きなギャップがある。過去、地球に天変地異が発生して、低重力から高重力へと変動した可能性が高いのだ。
 となると、どんな天変地異が発生したのかを推測する必要がある。「斉一説」(せいいつせつ)を脇に置き、「激変説」の立場で考える必要がある。「土星神話仮説」は、その一つであり、何らかの手がかりになるかもしれない。

 そして「現代科学のアカデミズム守旧派」に対しては、こう反論できるだろう。
「土星神話仮説なんて、ありえないだって? じゃ、おまえは見たんか!? 太古の太陽系を?」
 そうなのだ。現在の人類は誰一人として見ていないのだ。原始の太陽系も原始地球も、恐竜の時代も肉眼で見た人間は一人も、いない。
「現代科学のアカデミズム守旧派」は、もっともらしい仮説を主張している。ところが、彼らも《現在進行形》で原始の太陽系を見たことは、ないのだ。これは彼らにとっても弱点なのだ。
 結局、我々にできることと言ったら、現時点では非常識に思える仮説でも、作業仮説(とりあえずの仮説)として提案してみることだけだろう。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」だ。多数の仮説を立ててみれば、そのうちの いくつかは当たるだろう。そこから新統合仮説を組み立ててみるべきだろう。

 

(7)

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 ここで私は閃いた。
「ウォーター・ヴェイパー・キャノピー(水蒸気天蓋)仮説の短所が補完できる!」

>しかし、「ウォーター・ヴェイパー・キャノピー仮説」には別の短所もある。
>いろいろな計算によれば、温室効果が強すぎるのだ。そのため現在の金星の大気のような状態になり、高温になりすぎるかもしれない。現在の動物や植物が生存できない高温になるかもしれない。

 

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 すでに6章にも書いたが、上記の短所は「ヴェイパー・キャノピー・ホール」=「北極と南極の排熱口」で解決できるだろう。しかし、完全な解決かどうかは分からないのだ。それならば、解決案を二つに増やすのも手だろう。二重の安全装置になるはずだ。
 

 では、「土星神話仮説」と統合したら、どうなるか?
 原始地球にとっての当時の太陽は、原始土星と原始木星だった。それらは小さな二重太陽(恒星)だった。当然、発生する光と熱も小さかった。だから、原始地球の気温は寒冷だったはずだ。
 だが、もし原始地球が「ヴェイパー・キャノピー」で覆われていたとしたら?

>地球全体が超巨大ビニールハウス、温室のような状態だったからだ。これなら低重力でも酸素が宇宙に逃げることはない。それどころか大気は高濃度の酸素が維持されやすい。さらに高湿度、高圧、高温だったはずだ。

・小さな二重太陽(恒星)が発生する光と熱は小さかった。
(マイナス・ポイント)
・地球を覆っていたかもしれない「ヴェイパー・キャノピー」には強すぎる温室効果があった。気温が高温になりすぎたかもしれない。
(プラス・ポイント)

 プラスマイナス・ゼロ!
 これならば太古の地球は適温の温暖な環境が保たれただろう。またまた仮説同士が、お互いの短所を補完し合う関係になっているのだ。

 

(7)
 実際、「ウォーター・ヴェイパー・キャノピー仮説」は本質的な長所が多い。現実のデータとの整合性だ。

(ア)
 北極と南極で石炭層が発見されていること。 
 石炭は植物の死骸である。つまり、今は極寒の北極、南極も、かつては温暖な土地であり、植物が生い茂っていたことを証明している。
(イ)
 北極と南極でサンゴの化石が発見されていること。
 サンゴは水温が摂氏18度から30度くらいまでの暖かい海が、もっとも生息に適している。地理的には熱帯・亜熱帯の海岸に多く分布している。今は極寒の北極、南極も、かつては温暖な土地であったことを証明している。

(ウ)
 フランスの学者アンリ・デキュジ氏は、以下を述べている。「当時(古生代)、夏と冬の気温の差は少なかったのである。グリーンランドの北緯70度地帯でイチジクの木が発掘され、シベリヤでシュロの木が発掘されている」

 以上の事実は「進化論・斉一論」の立場では説明困難な難問だろう。ところが、「ヴェイパー・キャノピー仮説」なら、あっさり説明できる。、
>地球全体が超巨大ビニールハウス、温室のような状態だったからだ。
>一年中、地球全体が温暖だったのだ。

「ウォーター・ヴェイパー・キャノピー仮説」を捨てるのは、まだ早い。

 

(8)
 上記は、元々「ヴェイパー・キャノピー仮説」を採用した場合の長所と整合性だ。そして私が「土星神話仮説」と統合してみたら、お互いの短所を補完し合う関係だ、と気づいたわけだ。より長所が多くなり、より短所が少なくなる。整合性が多くなるのだ。
 今までバラバラに散在していた、これらの仮説を統合してみたら、「太古の地球の真実」に、かなり接近したように思えるのだ。

 もちろん「土星神話仮説」は状況証拠のようなものに頼っているだけだ。現時点では証拠能力が薄いだろう。
 しかし、この記事を読んで理解した人は「太古の地球は低重力だった」と認めざるを得ないだろう。そして、この謎を解明するには、さらなるパラダイム・シフトが必要だ、と認めざるを得ないだろう。
(パラダイム=考え方の基本的な枠組み。この場合のパラダイム・シフトとは「現代科学の定説をも疑うこと」)

 

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↑「ドラゴンクエストの地図」。うそ。「超大陸パンゲア」

 

 私が「土星神話仮説」を知って、感心したのは超大陸パンゲアの謎を説明できる点だ。
 太古の地球では超大陸パンゲアだけが唯一の大陸だった。だが、これは奇妙な謎だ。なぜ、いくつもの大陸が密集して1個の超大陸パンゲアを形成していたのか? 「進化論・斉一論」の立場では難問だろう。
 だが、「土星神話仮説」だと以下の明快な説明がある。
>「原始地球の一方の極は、つねに原始土星の方向を向いていた。このような配置では、地球は星の重力によって卵型に引き伸ばされ、重心が星の方にずれる」
 この状態なら、原始地球は卵型であり、赤道から極地に向かって、やや細長く尖っていた形状になる。極地の周辺には、いくつもの大陸が原始土星の重力によって引き寄せられ密集してくる。それが超大陸パンゲアだったわけだ。
 こういう未解明の謎を見事な整合性で説明できる。この長所は魅力的だ。

 以上のとおり、新統合仮説に明るい展望が見えてきたところで、この章を終わりにする。
 次の章で全体のまとめを行おう。

 

(9)
 ここでの加点はない。新統合仮説を作っていく過程と長所、整合性を確認しただけだからだ。
得点
「現代科学のアカデミズム守旧派」 2
「超巨大植物・実在派」      5 

改訂記録
このページの第1稿 2019/06/28

このページの第2稿 2019/07/01

このページの第3稿 2019/07/20

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